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女性ホルモンとお肌の関係
2021.06.04更新
こんにちは、さの皮膚科クリニックです。
たくさんの種類があるホルモンの中で、女性の卵巣でつくられているのが「女性ホルモン」です。
女性ホルモンは大きく分けて「エストロゲン〈卵胞(らんぽう)ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体(おうたい)ホルモン〉」の2種類があります。
このホルモンは女性の場合ほとんどは卵巣から分泌されています。
1、 エストロゲン
一般的には8・9歳頃から、卵巣で分泌され、女性らしいからだ作りを助けるホルモンです。
自律神経の働きを安定させ、コラーゲン産生をうながし、美肌をつくります。
血管、骨、関節、脳などを健康に保ちます。日光に含まれる紫外線や、種々の酸化ストレスによって表皮細胞が自然死することをある程度抑えます。
2、 プロゲステロン
子宮内膜や子宮筋の働きを調節し、乳腺を発育させます。体内の水分量を保ち、食欲を増進させたり基礎体温を上昇させます。
プロゲステロンは皮膚に付属している皮脂腺に作用して皮脂の分泌を促しますので分泌量が増えると、皮脂が多く出るようになり、ニキビやシミが出来やすくなります。
「更年期障害」で卵巣の働きが急激に低下すると、エストロゲンの分泌が減少し体の不調、肌の不調の悩みを抱える女性は少なくありません。
また、生理前だから肌荒れがする、生理前は必ず甘い物が食べたくなる・・など女性特有の症状もあります。
肌荒れをすると分かっている時期は、なるべくストレスをためないように、過ごす事が大切です。
水分を摂る事を意識して、リラックスして過ごせるようにしましょう。